勉強・仕事に悩んでいる人は必見!
大学受験のバイブル「ドラゴン桜」の名言集です。
- 本当にダメなのはその失敗を次に活かせないやつだ
- 真の競争は自分との闘い
- 敗者の言い訳をするな
- 1年あれば人間は変われる
- 結局、コツコツ真面目にやった人が一番
- 義理を果たせ、親孝行をしろ
- まとめ
- 関連記事
本当にダメなのはその失敗を次に活かせないやつだ
あるとき、国語担当の宮村先生は「授業がつまらない」という評価を学生から受けてしまうことに。
めちゃくちゃ辛辣ですよね。
教師にとっては全否定されたようなもの。
動揺した宮村先生は教室から出ていこうとするが、「逃げまわっても何の問題も解決しない」と、桜木先生に呼び止められる。
失敗したからといって、自分がダメとは限らない。
失敗するのは普通のこと。
その失敗を次に活かせないやつこそがダメなのだと諭される。
失敗しない人などいないだから、失敗した後が大事。
失敗を次に活かすには、まず失敗に向き合うことが必要不可欠です。
現実を直視し、失敗を認めないと、次に進めません。
真の競争は自分との闘い
定期試験で学年1位を目指せと言われた生徒たち。
ところが矢島はあまり試験に乗り気になれない。
なぜなら、受験は人を蹴落とすことではない、協力して受験を乗り切るのだと、桜木先生に昔言われたことがあったから。
前と言ってることが違うじゃないかと、矢島は反発する。
しかし桜木先生は、矛盾したことは言っていない。
蹴落とすことと競争することは全く違うが、今の矢島にはその違いが分からないだけ。
そして、自分を出し切って試験を乗り越えた後、矢島は「真の競争とは何なのか」に気づく。
蹴落とすのは、自分を高めようとせず他人の足を引っ張ること。
競い合いを通じて自分をレベルアップさせることが真の競争なのだ。
敗者の言い訳をするな
数学で計算ミスを連発した矢島。
ほんのちょっと計算ミスしただけで、そんなものに原因などない。
単なるミスなのだから、次から気を付ければよいだけ。
そう軽く考える矢島は、「なぜ間違えた原因を根本的に突き詰めて考えようとしないのか」と言われるも、それは言い訳であって、あとからグチグチ言うのはやってはいけないことだと考える。
しかし、桜木先生は、その言い訳をしろと言う。
言い訳をしろとはどういうことだ?
矢島にとって、言い訳をするというのは卑怯なことで、どうしてもしたくない模様。
そんなことをやって自分を曲げるくらいなら、東大受験を辞めるとすら言い出す。
「そうやって理由を付けて受験から逃げるのは、それこそ言い訳だよね」
さすがカリスマ家庭教師の本田先生、痛いとこを突く。
そして、言い訳にも勝者の言い訳と敗者の言い訳があると教える。
普通、「たら・れば」思考は良くないと言われるが、 それは昔の自分を正当化するためだけに使うとき。
どうやったら次に失敗せずにすむのかを考えるのが、勝者の言い訳。
言い換えれば、敗者の言い訳とは、過去だけを見る言い訳で、勝者の言い訳は、未来へ向けた言い訳と言えると思う。
1年あれば人間は変われる
東大模試のあと、時間が足りなくて解けなかったと落ち込む水野。
そんな水野を見て、桜木先生はむしろ安心する。
時間が足りなかったということは、逆に言えば時間さえあればできたということ。
勉強を始める前は、「どうせ自分なんか」と最初からあきらめ、できないことなど気にもしなかったはず。
春から半年近く頑張ってきた結果、水野は「やればできる」ことに気づいたのだ。
自分の殻を破った水野に対し、桜木先生は人間の細胞の話をし始める。
人間の体を構成している約60兆個の細胞は日々生まれ変わっている。
胃の粘膜は3日で入れ替わるし、小腸・大腸は40日で、筋肉も半年ほどで一新される。
そう、半年間必死にくらいついて頑張ってきた水野は、文字通り新しく生まれ変わっており、すでに違う人間になっていたのだ。
結局、コツコツ真面目にやった人が一番
センター試験後、3日間一睡もしないというメチャクチャな勉強合宿まで行い、東大の2次試験を1週間後に控えた水野と矢島。
スタートが遅かったのだから、眠らずにやらなければ周りに追いつかないのはしょうがない。
結局、そんな裏技的な奇策ではなく、コツコツと真面目にやることが一番なことに気づく。
「落ちこぼれの高校生を1年で東大へ」から始まったマンガで、こんな言葉が出てくるなど、誰が予想しただろうか。
努力もせずいい思いをしようなんて、そんなうまい話はそうそうない。
水野と矢島は一年間死ぬほど勉強して、最後の最後で、平凡だがまぎれもない真理にたどり着いた。
義理を果たせ、親孝行をしろ
東大の2次試験の次の日、 水野と矢島は学校に呼び出され、来年度の入学案内やホームページに載せるための写真を撮ると言われる。
桜木先生は「龍山高校から東大入学者出る」と盛大に宣伝し、入学希望者をゴッソリと集める作戦の準備をするつもりなのだ。
まだ結果すら出ていないのに写真を撮るなど、プレッシャーが掛かるし、そもそも自分たちを商売目的のエサにするなという水野と矢島。
しかし桜木先生言わく、商売目的のエサなど当たり前だろ?
完全に脱落していた人生から救ってやったのだから、まずその恩を返し、人としての義理を果たせ。
日本最高の受験テクニックを教えてもらったのだから、少しくらい学校に貢献しろ。
だから、育ててもらった親にも恩を返せ。
親が子供をどう育てるかもドラゴン桜のテーマの1つだが、逆に、育ててもらった子供は親に感謝しろとのメッセージが、この最終盤で出てくるのだ。
まとめ
ドラゴン桜は単なる受験テクニックの紹介マンガではない。
物語途中、桜木先生は「勉強とは生きることだ」と言うシーンがあるが、ドラゴン桜は、どうやって生きるかのヒントがふんだんに詰まっている。
受験生のみならず、一度読んでみてはどうだろうか。
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