三国志に興味を持った初心者にオススメしたいのは、ドラマ作品『三国志 Three kindoms』です。
三国志はハマってしまうと最高に面白いのですが、話の長さと登場人物の多さのせいでついていけなくなり、ハマる前に挫折してしまう危険性もありますが、その心配が最も少ないのが『三国志 Three kindoms』です。
三国志の世界を知りたい
三国志は世界最高の物語です。
ゲームなど様々なコンテンツになっているので、劉備・関羽・諸葛亮など、断片的には知っている人も多いでしょう。
このようなかっこいい英雄に興味が湧き、「三国志の物語を本格的に知りたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
ただマンガ、映画、小説など、三国志作品は山ほどあるので、
「三国志に興味があるんだけど、何から見たらいいの？」
と迷ってしまうかもしれません。
マンガなら横山光輝の『三国志』が定番ですし、
小説なら吉川英治や北方謙三のものが有名です。
しかし、マンガや小説を読破するのは結構大変です。
非常に長い物語なので、小説を読むのは気合がいりますし、登場人物も非常に多いのでついていくのが大変です。
マンガなら活字より読みやすいけど、それでも横山光輝の三国志は全30巻（文庫版）で、さすがにサラッとは読めません。
もちろん三国志にハマれば楽しいので、これらも是非いつかは読んでほしいのですが、初心者にとっては尻込みしてしまう分量なのも事実。
気軽に三国志を楽しむなら、やっぱり映像作品。
登場人物がやたら多くて挫折した人も、動画ならすらすらと見られるはず。
映像作品も、映画やドラマ、アニメなど色々ありますが、僕が見てきた中で最もオススメなのは『三国志 Three Kingdoms』です。
三国志 Three Kindgoms
『三国志 Three Kingdoms』は中国のドラマ、1話45分で全95話の大作です。
とりあえず公式の予告編はこちら：
基本情報
曹操が、時の権力者・董卓を暗殺しようとして失敗し、逃亡するところから物語は始まります。
黄巾の乱から始まることが多い三国志ですが、そのあたりはすっ飛ばしています。
他にも省かれているエピソードはいくつかあり、知っている人は物足りないかもしれませんが、三国志の物語を初めて通して見る人にとっては、かえって分かりやすくなってよいかもしれません。
全95話の大作ですが「製作費25億 エキストラ15万人 製作期間6年」と、金も時間もかけており、壮大な三国志の世界がうまく表現されています。
宮殿や城といった建物はよくできているし、なにより戦いのシーンがすごい。
戦車に轢かれ、投石にぶつかってやられ、城を攻めては上から火がついた油がふりかり、と結構エグイです。
撮影で何人か死んでるんじゃないかっていうくらい。
城攻めとか、広大な砂漠での大決戦など、エキストラを何万人も使っているだけあり、兵士の量に圧倒されます。
そのエキストラも、現役の軍の兵士が多く参加しているらしく、怖いくらいの迫力です。
戦いのときの掛け声からして圧倒されます。
そして、中国らしい雄大な音楽など、BGMも印象に残るものが多く、素晴らしいです。
また、本作には日本語字幕版と日本語吹き替え版があります。
中国語音声＋日本語字幕の方が中国の雰囲気が楽しめるかもしれませんが、日本語吹き替えもクオリティは高いです。
僕は吹き替え版が好き。
見どころ
気に入った場面や登場人物をいくつか紹介します。
本作では300人以上の登場人物が出てきますが、俳優の演技が上手く、それぞれの英雄の特徴が際立っています。
従来の三国志とは違う描かれをしているのもあり、すでに他作品で三国志を見ていても新鮮な部分がいっぱいあると思います。
孫権の開戦決断
曹操・劉備と並び、呉を建国した孫権。
孫権と言えば、曹操との開戦（赤壁の戦い）の決断シーンです。
孫権の最大の見せ場なので、ほかの作品でも力が入った描写が見られますが、『三国志 Three Kingdams』の決断シーンが最も好きです。
というより、『三国志 Three Kingdoms』の中でも一番好きな場面です。
普通、開戦決断となれば奮い立ち、興奮する場面なのですが、このドラマでは感動のシーンになっており、泣かせてくるという一風変わったテイストに仕上がっています。
病になった魯粛
孫権勢力の魯粛は、他作品では諸葛亮に振り回される凡人として描かれることもありますが、本作では重要人物として堂々たる振る舞いを見せます。
魯粛は最後病にかかるのですが、病気で苦しみながらも気丈に関羽と交渉する姿に心打たれます。
頬もこけているのおり、衰弱した様子が迫真の演技だったのですが、魯粛の俳優は、ランニングと3日間の断食を経て演じたようです。
本来の魯粛は、「天下二分の計」などのグランドデザインを考えていた大胆な人物だったようですが、『三国志 Three Kingdoms』の魯粛はそれに近いですね。
妖しい司馬懿
曹操陣営で、物語後半の中心人物。
狸じじいっぷりがよく表れており、大変妖しいキャラに仕上がっています。
なんというか、怪人です。
日本語吹き替えの声もハマってる。
本作は俳優もさることながら、日本語吹き替えの声優も大変素晴らしいのですが、司馬懿がドンピシャだと思います。
『三国志 Three Kingdoms 』を無料で見るには
『三国志 Three Kingdoms』はDVDやBlue-rayが販売されています。
DVD・Blue-rayは全てそろえると高いですが、動画配信サービスを使うと格安、もしくは無料で見られます。
以下の配信情報は2021年3月時点でのものです。配信が終了されている可能性もありますので、登録前にサイトでご確認ください。
FODプレミアム
フジテレビ・オン・デマンド（FOD）で全話配信されており、また第1部から第7部までの冒頭部は無料配信されています。
登録不要で第1話を楽しむことができるので、試しに見てみてください。
また、95話全てがFODプレミアムの見放題対象です。
『三国志 Three Kingdoms』以外にも、充実したコンテンツを配信しており、特に国内ドラマが強いです。
FODプレミアムは最初の2週間無料トライアルをやっています（ただし、「AmazonPay」か「iTune Store 決済」で登録する必要あり）。
amazonプライムビデオ
最近、amazonプライムビデオの見放題作品にも追加されました。
もうすでに入っている人も多いかもしれませんが、amazonプライムにさえ入っていれば、追加料金なしで95話全てを見られます。
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