こんな本が欲しかった!
覚えることを最小限に抑え、写真の撮り方を解説したカメラ初心者のための本を見つけたので紹介。
カメラは難しい?
「思い切っていいカメラ買ったでー」って外に出てパシャパシャ写真を撮ってみても、思ったより暗かったり、食べ物が全然美味しくなさそうな色になったり、何の見どころもないごちゃごちゃした写真になっちゃったりして、思い描いていた写真ってなかなか撮れないですよね。
いい写真を撮るにはカメラの設定や機能を理解しないといけないんだなと思って色々調べてみるんだけど、どこをどうすれば問題が解決するのかさっぱり分からない。
例えば暗い写真をもっと明るくする方法として、シャッタースピードを遅くするとか、ISO感度を上げるとか、F値は明るさを示していて、これを調節するには絞りをいじるとか、色々書いてあるんだけど、じゃあどの方法を取ったらいい写真が撮れるのかってとこが結局理解できない。
これに加えて、撮るシチュエーションによって設定をどう変えるかとか、順光や逆行がどうとかなってくると、もう何が何だか全然わかんなくなってきちゃいます。
そんなわけで、カメラを買ったものの理解がほとんど進まず、いい写真をあまりとることができなくてイマイチ楽しさが分からなかったところだったんですが、めちゃめちゃ分かりやすいカメラの本をみつけました。
その名も「カメラはじめます」。内容は、簡単に言うと「マンガで分かる一眼レフの教科書」。
完全初心者を想定して書かれており、押さえるべきポイントを絞っていて、非常に分かりやすい。マンガで話が進み、図や絵もふんだんに使って解説してくれるので親しみやすく、引っ掛かることなく読めます。
『カメラはじめます』の内容・良かった点
どのカメラを選べばいいの?
この本はカメラの機能解説の前に、そもそもカメラを買うところから始まります。
カメラのスペック表を見るとよく分からない数字やらパーツの種類やらが並んでいて、初心者にとってはパソコン以上に選びづらいですよね。
この本では、そもそもデジタル一眼レフ・ミラーレス・コンパクトデジタルカメラの違いや、カメラを選ぶときに絶対押さえておいた方が良いポイントが簡潔に整理されています。
ちなみに、この本のコンセプトは「マンガで分かる一眼レフの教科書」ですが、写真の撮り方の解説についてはコンパクトデジタルカメラでも使えるものばかりなので、一眼レフ以外のカメラを使いたい、あるいは既に持っている方でもこの本は役に立ちます!
まず覚える設定は3つだけ
この本のメインである3章での提案は、「まずは3つの設定だけを覚えればよい」ということ。
その3つの設定とは、
- 絞り(ボケぐあいの調整)
- 露出補正(明るさ調整)
- ホワイトバランス(色合い調整)
「3つだけの設定で、どれほどの写真が撮れるんだ?」って思うかもしれませんが、これだけでも相当なバリエーションの写真が撮れるってことが分かります。
カメラには色々な機能や撮り方がありますけど、ひとまずは3つだけ覚えてカメラの楽しさを実感して、楽しくなれば他の撮り方も徐々にできるでしょってのがこの本のスタイルですね。
初心者がやりがちな失敗写真の例も見せてくれて、それをどうやったら綺麗な写真にできるかということが簡潔に書かれていて非常に分かりやすい。
- 空が青くならず、白っぽく写る
- 料理の色の鮮やかさが出ず、まずそうな写真になってしまう
- ボケさせたいのに、ボケない
のように、僕も実際に経験した失敗写真の改善の仕方も載っていて、初心者にとっては救世主です。
たった3つの設定だけでも、それらを駆使することで実に色々なテイストの写真が撮れます!
色々な写真のコツを学ぶ
絞り・露出補正・ホワイトバランスの3つを覚えて、カメラの楽しみ方が分かったら、次は応用編。
色々なシチュエーションでより良い写真を撮るためのコツや、基本の3つ以外の機能の使い方の解説です。
取り上げられているのは例えば次のようなトピック:
- 夜景の撮り方のコツ
- 人物写真の撮り方のコツ
- 動物写真の撮り方のコツ
- オークション用写真の撮り方のコツ
- シャッタースピード優先モードの使い方
- 幻想的な風景写真が簡単に取れる時間
- 構図について
これだけ豊富な内容を見ると、
「でたでた、シチュエーションによって撮り方が全然違うんだよね」
「これだけ内容が盛り沢山だったら、覚えることが多すぎて挫折しちゃうんじゃないの」
と思うかもしれないですけど、そんなことはありません。
メインの3章で覚えた3つの設定、絞り・露出補正・ホワイトバランスの調整の仕方を踏まえて、その応用としてプラスアルファのコツを教えてくれるだけなので、基本がちゃんとできていれば難しいことは全くない。
1トピックにつき、とても重要なことだけに絞って丁寧に解説してくれるので、撮りたいシチュエーションが既に頭の中にある人は、その部分だけをパパっと読めばすぐにでも実践できます。
まとめ
この本は、いかに基本的だけな知識を使っていい写真を撮るかということを重視しているので、とにかく覚えるのが簡単!挫折することはまずないでしょう。
それなのに、思い通りの写真がどんどん撮れるようになってカメラの楽しさが分かる、カメラ初心者に必見の本です。
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