google-site-verification=sRxM2vML3647WBFl5wm4irWuGu0LCYrOu8W6nHrpe6U

諸君、くらいたまえ

雑記・勉強したことなど

【西洋における必須の教養】ギリシャ・ローマ神話を楽しく学べる本まとめ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

古代ギリシャはヨーロッパ共通の祖先。特に、古代ギリシャの神々の物語であるギリシャ神話は、芸術、文学などのヨーロッパ文化に大きな影響を受けています。
ヨーロッパ精神の源泉はギリシャ神話です。

 

後世のヨーロッパに大きな影響を与えた古代ローマの神話、ローマ神話も、ギリシャ神話が色濃く反映されています。
ギリシャ神話がローマに流入し、ローマ神話の神々はギリシャ神話の神々と同一視されました。
例えばローマ神話の神ユピテル(英語ではジュピター)は、ギリシャ神話の神ゼウスと対応するというように、ローマ神話とギリシャ神話は融合していきました。

 

ギリシャ神話って登場人物も多いし、ストーリーも長くて学ぶのは大変そうと思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
簡潔にまとまっていてすらすら読める良書はいくつもあります。
どこかで聞いたことがあるようなエピソードも結構出てくるので、案外親しみも持てます。
何せヨーロッパ文化の源なので、ギリシャ神話由来の話は色々なルートで知っているはずだからです。
例えばギリシャ神話に触れたことはなくても、「トロイの木馬」や「パンドラの箱」を何となく知っている人は多いでしょう。

 

英語を始めとしたヨーロッパの語学、西洋美術、西洋文学などヨーロッパ文化が好きな人は、ギリシャ・ローマ神話を知るとより世界が広がるでしょう。
私が実際に読んだ本の中から、楽しみながらギリシャ・ローマ神話の世界に入れる本を紹介します。

ギリシャ神話 ローマ神話 関連本

ギリシャ神話のストーリーを知る本

まずギリシャ神話の登場人物やエピソードを知りたいという人に勧めたい本を紹介します。

マンガ 面白いほどよくわかる! ギリシャ神話

ギリシャ神話に触れたことがほとんどないという人にピッタリなのがこちら。

 

ギリシャ神話の入門書というと、登場する有名な神々を説明しただけというイメージがあるかもしれませんが、それだけだと味気ないし面白くないですよね。
やっぱり、話の流れを追っていかないと、なかなかギリシャ神話の世界に入っていけません。

『マンガ 面白いほどよくわかる! ギリシャ神話』は9割がストーリーを描いたマンガ、文章での解説が残りの1割という構成です。
ストーリーを最大限に圧縮し、これ一冊で世界の始まりからトロイア戦争までを概観できるという素晴らしい本です。
雰囲気は完全に学習マンガで、小学生でも楽しめる感じ。子供にも西洋の教養を身に着けてもらいましょう。

マンガ 面白いほどよくわかる! ギリシャ神話

解説は短いながらも、関連する絵画や遺跡が写真付きで紹介されていて、イメージが湧きやすいです。 

マンガ 面白いほどよくわかる! ギリシャ神話

マンガギリシャ神話

 

『マンガ 面白いほどよくわかる! ギリシャ神話』では物足りない、もっと一つ一つの話を深く楽しみたいという場合には、「【随時更新】面白いのに知識・教養が身につく! 勉強になるマンガのおすすめまとめ」でも紹介した『マンガギリシア神話』がおすすめです。

学習マンガではなく普通のマンガ作品なので、エンタメとしても楽しめます。それでいて全8巻というコンパクトさ。絵もごちゃごちゃせずすっきりしたテイストで非常に読みやすい。

ギリシャ神話と英語

ギリシャ神話はヨーロッパ人の心に根付いており、日常生活でもギリシャ神話由来の言葉はよく使われていて、英語も例外ではありません。ギリシャ神話抜きでは、英語を心から理解することはできません。

ギリシャ神話が英語でどういう風に使われているかにスポットを当てた本を紹介します。

ギリシア・ローマ神話を知れば英語はもっと上達する

 

ゼウスやアキレウスを始めとした、神々や英雄の項目ごとに簡単な紹介とその英語での使われ方、さらには実際の使用例が載っています。

1つの項目は2~3ページほどと簡潔にまとまっている一方、項目数は非常に多く、辞書的な使い方も可能。

ギリシア・ローマ神話を知れば英語はもっと上達する 目次

神々や人物だけではなく「トロイの木馬」や「パンドラの箱」のような用語、「エリュシオン」などの場所なども取り上げられています。

 

また、要人の発言や新聞、映画、本で実際に使われた文章が実例として載っています。ハリーポッターにも多くのギリシャ神話が入ってきているのは知りませんでした。
ギリシャ神話が自然に使われているアメリカ・ヨーロッパの大統領や首相の発言もたくさん紹介されていて、ギリシア・ローマ神話はホントに身近に使われているんだなと思いました。

ギリシャ神話と芸術

芸術にはギリシャ神話を主題にしたものが多くあります。というより、近代までは絵と言えばギリシャ神話か聖書がメインの題材です。
ギリシャ神話を知らないと、何の絵なのかすら分からないことも。

名画で読み解く「ギリシア神話」

 

主要な登場人物・エピソード事に、関連する絵が紹介されています。かなりの数の作品(100作品近く)が掲載されており、網羅性は高いです。
1トピックで見開き1ページの構成。

人間に火を与えたプロメテウスのページです:

名画で読み解く「ギリシア神話」

エピソードを知らなくても大丈夫。ちゃんと文章と図で解説されています。
ページ右下の図解が結構うれしい。神々の複雑な関係が背景となっている場合でも、この図解のおかげで把握しやすいです。

名画の謎 ギリシャ神話篇

 

中野京子氏の本も外せません。
掲載されている絵は少ないですが、一つ一つの絵に対する解説が濃厚で、教養ある著者ならではの色々な視点からの解説やオリジナルの解釈を楽しめます。
絵を見るというより、文章を楽しむのが中心の本ですね。
エピソードの解説も詳しいので、絵からギリシャ神話の世界に入りたい人におすすめです。